2007年 04月 24日
2007/4/25 チベットのアンモナイト |
これはアンモナイトの化石。
ボクはチベットのとある村の、とある家族のところに毎年通ってきたのだけれど、その村の近くでとれたもの。
なんでチベットでアンモナイト? と思うだろうけど、その昔、島だったインドが、ユーラシア大陸にぶつかって、陸地をグリグリ押し上げたのがヒマラヤ山脈ってワケ。だから標高4500mのチベットの村でも化石が発見されることもあるんだとか。
その村にボクがしばらく滞在し、そこを離れるときに、その家の長男は、涙ながらに彼の宝物である、このアンモナイトをくれたのだ。
泣き虫だった少年は、10年以上の時を経て、すっかりたくましくなって、チベット男性の象徴でもある髪を結い、畑仕事や家畜の世話などをこなしている。
このアンモナイトを見ていると、彼の少年時代から大人になったときの顔までが浮かんでくる。以前のように1ヶ月の滞在などはできないけれど、今年もマウンテンバイクツアーとしてその村を訪れる。彼らに会うこと、そしてその村を日本の人たちに見てもらうことが楽しみでならない。
by yamaniwa
| 2007-04-24 09:21